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表現主義     新即物主義(ノイエ・ザハリヒカイト) ドイツ
1918-1933
ドイツの表現主義の中から、第一次大戦後、出てきたのが新即物主義である。

第一次大戦後、美術は落ち着きを取り戻す。それまでのダダイズムや未来主義などの前衛運動は役割を終え、新たな秩序の構築へと進んでいく。

リアリスムが復活し、古典主義的な安定感が求められていくようになった。
ピカソやブラックも、この時期は落ち着いた絵を描くようになっている。

ドイツは特に、リアリスムの傾向が強く、新即物主義のグループが出てきた。

ドイツは他国と状況が違っていた。
民主主義のドイツ共和国が生まれた。と同時に莫大な賠償金をかかえてしまった。
この賠償金で経済は破綻し、社会の大きなひずみが、ナチスが生まれてくる土台を築いてしまう。

即物主義は物事を客観的に捉えようとしたもので、画家の感情などを一切排除したものである。
しかし、ドイツの新即物主義は社会批判の正確が強い。憎悪、嘲笑、醜さなど、えぐるように描き出した。

表現主義を主観的だと批判し、客観的な写実主義を徹底した。社会の暗部を風刺したグロス、ディックスなどが中心となる。
古典主義的な写実主義をしていった画家たちは、後にナチスに迎合していった。

ゲオルゲ(ジョージ)・グロス
*オットー・ディクス  Otto Dix (1891-1969) 
*マックス・ベックマン  Max Beckmann ( 1884-1950)
ゲオルク・シュリンプフ
ゲオルク・シュルツ
アレクサンダー・カーノールト
Christian Schad  


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