カンパン、ロベルト |
(1375-1444) |
フランドル 初期フランドル派 |
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15世紀はじめ、フランダースのトゥルネーの画家である。「フレマールの画家」と呼ばれた画家で、ネーデルランド絵画を築いたひとりである。北方ヨーロッパの絵画に、新たな改革をもたらした。
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ロベルト・カンパン 【 十字架上の盗賊 】 1410 |33 x 92,5 cm | フランクフルト、シュテーデル美術館 |
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ロベルト・カンパン 【 女の肖像 】 1430 Wood, 41 x 28 cm ロンドン・ナショナル・ギャラリー |
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ロベルト・カンパン 【 男の肖像 】 1400-10 Wood, 40,7 x 28 cm ロンドン・ナショナル・ギャラリー |
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ロベルト・カンパン 【 キリストの降誕 】 1420 Oil on wood, 87 x 70 cm フランス、ディジョン美術館 (スイス国境に近い都市) |
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『キリスト降誕の図』は、カンピンの最も有名な作品である。
一つの画面に、キリストの生涯の三つのエピソードを並べているのは、珍しい。一つは「キリスト降誕」そのもの、二つ目は助産婦に関する言い伝え、そして三つ目は「羊飼いの礼拝」である。
いろいろな人々が出てくる。ちっぽけな赤ん坊のイエス・キリスト。その周りを取り囲む、不機嫌な助産婦、粗野な羊飼い、おんぼろの厩舎。とても聖書の中に出てくる風景と想像できないほど、現実的な光景である。
他の画家が描いた作品と比べると、カンピンの描く父親ヨセフは、とても優しそうで、頼りになる父親である。
他の作品、特に中世において、ヨセフは、側にはいるが、頼りなさそうで、あまり存在感のない父親なのである。ここでは、賢人のような、頼りになる父親として、ヨセフが描かれている。 |
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主題解説:聖書の物語へ行く |
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ロベルト・カンパン 【 受胎告知 】 1420s Tempera on oak, 61 x 63,7 cm ブリュッセル王立美術館 |
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ロベルト・カンパン 【 メロードの祭壇画 】 1427 Oil on wood, 64,1 x 117,8 cm ニューヨーク、メトロポリタン美術館 |
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ロベルト・カンパン 【 メロードの祭壇画 1 受胎告知 (中央) 】 1427 |64,1 x 63,2 cm | ニューヨーク、メトロポリタン美術館 |
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ロベルト・カンパン 【 メロードの祭壇画 2 寄進者像 】 1427 |64,5 x 27,3 cm| ニューヨーク、メトロポリタン美術館 |
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ロベルト・カンパン 【 メロードの祭壇画 3 仕事場の聖ヨセフ 】 1427 |64,5 x 27,3 cm| ニューヨーク、メトロポリタン美術館 |
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ロベルト・カンパン 【 聖母の結婚 】 1428 Panel, 77 x 88 cm スペイン、プラド美術館 |
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ロベルト・カンパン 【 暖炉衝立の前の聖母子 】 1430 Oil on wood, 63 x 49 cm ロンドン・ナショナル・ギャラリー |
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ロベルト・カンパン 【 聖三位一体 】 1433-35 Oil on panel, 34x24.5cm ロシア、エルミタージュ美術館 |
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