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ヴァン・ダイク
( 1599-1641)
フランドル・イギリス      バロック

ルーベンスの工房にいた助手たちで、一番、優れていた。十代の終わりには、すでに、助手頭であった。

1632年、ロンドンに移住し、イギリス国王チャールズ一世の首席宮廷画家となる。

肖像画で国際的人気を得た。ファン・ダイク自身、ハンサムで、優美な物腰だったので、貴族などから人気があった。

ファン・ダイクの肖像画は、その人物の立場、ときには性格までも暗示するよう演出されているのが、特徴である。

18世紀、レノルズやゲインズバラなどの、イギリス肖像画に決定的な影響を与える。

宗教画や神話画も描いている。ルーベンスより、優美な絵を描く。

42歳の若さで亡くなっている。

自画像
Oil on canvas
アルテ・ピナコテーク、ミュンヘン ドイツ

自画像 
1622

oil on canvas
The Hermitage, St. Petersburg

狩場のチャールズ1世 
dy01.jpg (51772 バイト) c. 1635
Oil on canvas 266 x 207 cm
ルーブル美術館

従来の国王の肖像画は、豪華な衣装で、荘厳な雰囲気を出すように描かれていた。

しかし、ファン・ダイクの描いたチャールズ一世は、狩猟服の軽装である。しかも、中央に陣取るわけではなく、すこし左よりに描いている。

チャールズ一世は、後に、1649年、清教徒革命で処刑される。

ファン・ダイクの描いたチャールズ一世は、その権力の絶頂期であったが、不安げな様子もうかがえる。それが、ファン・ダイクの直感であり、魅力なのである。

聖母子と寄進者 The Virgin and Child with Donors
1630-32ころ

Oil on canvas. Louvre, Paris. France
ルーブル美術館
右側、黒の服装の二人が、寄進者。フランドルの裕福な市民の服装であるが、寄進者については分かっていない

ウルカヌスの鍛冶場を訪れたビーナ
1627-32ころ

Oil on canvas. ルーブル美術館  パリ
アンキセスとの間にできた息子アイネーアスのために武器を求めてやってきた。

侯爵夫人ジェロニマ・スピノラ=ドリアの肖像 
ファン・ダイクのイタリア時代(1621-27)、ジェノヴァで描かれた肖像画。プロポーションを引き伸ばし、優美さを追求している。

ジェームズ・スチュアートの肖像
Oil on canvas.
ルーブル美術館  パリ
レノックス公ジェームズ・スチュアートの肖像画。チャールズ一世の親戚であり、友人であった。

無造作に描かれているのに、貴族的優雅さが際立っている。

手にしている「黄金のりんご」で、ギリシャ神話のトロイアの王子パリスに扮した肖像と考えられている。

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