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ルオー、ジョルジュ
 (1871-1958)
フランス  フォーヴィスム、表現主義  

表現主義はドイツで発展したが、フランス人のルオーは、ドイツ表現主義にフランスのフォヴィズムの色彩を加えた。ルオーはマティスと共に、モローの教室で学び、フォーヴィズムの展示会に作品を出した。しかし、彼の色彩の暗さと主題の深さは、初期表現主義といわれる


Pierrot  、1942
 
ルオーは敬虔なカトリック信者で、彼のことを、20世紀を代表する宗教画家だという人もいる。

ルオーはステンドグラスの職人であった。彼の絵画に代表的な、黒い輪郭や、輝く光が差し込んでいる表現は、ステンドグラスの色彩と鉛の輪郭そのものである。その鉛の輪郭が、暗さや痛ましさを強調している。

鏡の前の娼婦  、1926
 
 ルオーは売春婦や道化師などを多く描いている。

”Prostisitute at her mirror (鏡の前の娼婦)”は強烈なイメージである。みじめな姿をはっきりと描いているが、激しい同情心も共に描きこまれている。

この絵の彼女は、こっけいなくらい女性的である。鏡の前で身支度を整えながら、仕事にありつけるのかどうか、思いめぐらさざるを得ない。

鏡に映る彼女の目は、何かを恨んでいるように、何かを訴えているように見える。

貧困である。ルオーは貧困の残酷さを激しく訴えているのである。仕事を望む気持ちと、惨めな気持ちで着飾る。

 曲馬師  1928-29   73 x 52 cm   ダラス美術館、
 
 
修道士   1930    63.5 x 50 cm   ワシントン・ナショナル・ギャラリー、
 
 
 道化師  1930   32.7 x 28.9 cm  ブルックリン美術館、ニューヨーク
 
 
 女道化師  1932   27.9 x 22.2 cm   ダラス美術館、
 
 
 道化師と静物  1932  45.1 x 33.7 cm   ブルックリン美術館、ニューヨーク
 
 
 キリストの磔刑   1936   65.4 x 50 cm    ダラス美術館、
 
ブルトン人のウェディング  1937  71 x 123 cm   ワシントン・ナショナル・ギャラリー、
 
 
 イタリアの女性   1938  81.28 x 64 cm  ダラス美術館、
 
 

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