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ランブール兄弟
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14世紀後半から15世紀前半
フランドル

ヘルダーラント出身の写本装飾師3兄弟。父は彫刻家、叔父はブルゴーニュ宮廷画家として活躍したジャン・マルエル。
1402−04年、ブルゴーニュ公フィリップ豪胆公の注文によりパリで『寓意註釈聖書』の挿絵制作に携わる。
1404年、ブルゴーニュ公死後はベリー公ジャンに仕え、05−08年『美しき時祷書』を制作。13年ころ着手されたと推測される『いとも豪華なる時祷書』は、16年ベリー公と3兄弟の死により未完のまま残された。

ベリー公のいとも豪華な時祷書(1413-16、シャンティイ、コンデ美術館

一月  今では無くなってしまったが、当時は贈り物の季節だったようです。ベリー公自身、右側に青の豪華な衣装を着ているのが見える。
january.jpg (65699 バイト) January

2月  農民たちの冬の様子である。火をおこして暖をとっている姿が見える。背景には、木を切っていたり、牛を市場へ連れて行く姿が見える。
february.jpg (53605 バイト) February

三月  農耕が始まる季節である。種を蒔いたり、畑をおこしたりしている。背景の城はベリー公のお気に入りの一つであった。
march.jpg (49321 バイト) March

四月  春の訪れである。草木は緑になり、前景には婚約して、リングを交換しているカップルがいる。そのまわりを友人や家族が取り巻いている。背景に見える城は、ベリー公所有の別の城である。
april.jpg (57322 バイト) April


五月  小旅行である。緑の衣服を着るのが慣例であった。馬に乗っているのは、若い貴族の男女で、王子と王女が見えるところである。背景の城はパリの Palais de la Cite と考えられている。
may.jpg (52546 バイト) May


六月  収穫の季節である。農民が共に牧草地の刈入れをしている。背景は Parisian 公の住いである Hotel de Nesle と右側に見えるのが、今日も変わらず残っている Chapelle Royale である。
june.jpg (51698 バイト) June


七月  収穫の季節の続きである。羊は毛を刈られ、干し草が刈られている。背景の城は、以前、Poitiers にあったものである。
july.jpg (57600 バイト) July


狩の季節である。貴族たちが鷹を連れて狩へ行く。背後には収穫をしていたり、川で泳いでいたりする農民が見える。背景の城は Chateau d'Etampes 。
august.jpg (57387 バイト) August


多分、このカレンダーでは一番有名な場面。ブドウが刈り取られ、美しく細密に描かれた Ceateau de Saumur の城へと運ばれる。
september.jpg (53924 バイト) September


十月  農民達が畑を耕したり、種を蒔いたりしている。背後の城はパリ、カール五世の宮殿、Louvre である。
october.jpg (54740 バイト) October

11月  これは Colombe によって描かれた。ランブール兄弟は上方の天球のみ描いている。
秋、どんぐりの収穫である。農夫が棒を使って木をたたきどんぐりを落としている。その側で、豚が食べている。
november.jpg (47125 バイト) November


野生のいのしし狩り。猟犬に捕まえられている。背景は Chateau de Vincennes.
december.jpg (51216 バイト) December


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