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ジャン オーギュスト ドミニク・アングル
(1780-1867)                   ポスターはこちら
フランス  新古典主義
ダヴィッドがナポレオンとともに、失脚した後、フランス古典主義を受け継いだのは、アングルであった。

フランス南西部モントーバン生まれ。父親は画家、装飾彫刻家、音楽家。アングルのデッサンの才能を見つけ、トゥールーズの美術学校に入学させた。

1797年、パリに出て、ダヴィッドに学んだ。

1801年、ローマ賞を得たが、当時、ナポレオン戦争の最中で、イタリア留学は5年ほど延ばされた。

1806年、アングルはイタリアへ渡り、18年間、滞在した。公式の留学は2年であったが、肖像画を描いて、生活の糧とし、イタリアに留まっていた。

1824年、44歳で、初めて、フランスで成功した。

その後、美術アカデミーの会員となり、1829年には国立学校の教授となり、たちまち、フランス画壇の中心となった。

当時、ドラクロワを中心とする、ロマン派の運動が起っていた。新古典派陣営としては、アングルの才能を必要としたのであった。

アングル自身は、ロマン派的な資質も持っていた。

多くの要職に任ぜられ、多くの弟子に囲まれ、1867年、パリで亡くなった。

アングル 【 男のトルソ 】 1800  oil on canvas  エコール・デ・ボザール
国立美術学校で描いた作品。 トルゾ賞コンクールで一等賞を取った。

アングル 【 アガメムノンの使者たちを迎えるアキレウス 】 1801, oil on canvas, パリ、国立美術学校
この作品で、アングルはローマ賞を得た。

第1執政官ナポレオン・ボナパルト
1804  oil on canvas  リエージュ美術館

玉座のナポレオン
1806  アンヴァリッド美術館
イタリア留学を待つ間に描かれた。

ヴァルパンソンの浴女
1808  Oil on canvas  ルーヴル美術館  パリ

オイディプスとスフィンクス      主題解説:ギリシャ神話へ行く
1808   Oil on canvas  パリ、ルーブル美術館

ジュピターとテティス 

1811 327 x 260 cm  エクス=アン=プロヴァンス、グラネ美術館

オシアンの夢

1813 Oil on canvas フランス、モントレーバン、アングル美術館

ラファエルとフォルナリーナ

1814  66.3 x 55.6 cm  フォッグ美術館
イタリア留学中に、パリのサロンに送った作品。成功とは言いがたかった。

システィナ礼拝堂のピウス7世

1814  74.5 x 92.7 cm   ワシントン・ナショナル・ギャラリー

グランド・オダリスク

1814  Oil on canvas  パリ ルーブル

レオナルド・ダ・ヴィンチの死

1818  40 x 50.5 cm  プティ・パレ美術館  パリ

パオロとフランチェスカ

1819  Oil on canvas  アンジェ美術館  フランス
ダンテ『神曲』地獄篇より


フランチェスカは、リミニの城主で不具のジャンチョット・マラテスタに嫁いだ。

しかしフラチェスカは義弟パオロと一緒に本を読んでいた時、恋に落ちてしまった。

フランチェスカの夫ジャンチョットはある日2人を不意打ちし、殺した。

アンジェリカを救うルッジェーロ

1819  Oil on canvas   パリ、ルーブル
アンジェリカ:イタリアの詩人アリオストの『狂乱のオルランド』に登場するキタイ(中国)の王の娘。

『アンジェリカを救うルッジェーロ』はペルセウスとアンドロメダの物語に酷似している主題。

アンジェリカは海岸の岩に鎖で繋がれ、海の怪物オルカに襲われるところ。

異教の英雄ルッジエーロがやって来る。彼の乗っているのはピッポグリフ。翼があり鷲の頭と爪を持ち、他の部分は馬に似ている。

英雄ルッジエーロは魔法の楯を持っていて、怪物の目をくらました。その間にアンジェリカに魔法の指輪をはめさせる。さらにアンジェリカの鎖を解き、一緒にヒッポグリフに乗って飛び去る。

アンジェリカ

1819   Oil on canvas   85 x 43 cm   ルーヴル美術館

聖ペテロへの天国の鍵の授与

1820頃  280x217cm   モントーバン、アングル美術館

ルイ13世の誓願

1824  カンヴァス 油彩 421x262cm モントーバン ノートル=ダーム聖堂

ホメロス礼賛

1827 386 x 515 cm      Oil on canvas   ルーブル
ホメロス: 『イリアス』と『オデュッセイア』を書いたギリシャの盲目の詩人。

古代では、ホメロスが盲目になったのは、トロイアのヘレネを中傷した罰だと信じられていた。

ギリシャでは竪琴の調べで、詩の朗誦が行われた。その暗示で竪琴を持つ人がいる。


聖サンフォリアンの殉教

1834   407 x 339 cm  サン=ラザール大聖堂 、オータン フランス

奴隷のいるオダリスク

1839 Oil on canvas  フォッグ美術館  ケンブリッジ  マサチューセッツ

アンティオコスとストラトニケ

1840    Oil on canvas    フランス、シャンティイ、コンデ美術館
プルタルコス「英雄伝」より

アレクサンドロス大王の死後、アジア諸地方を支配した王国王セレウコスの息子が、アンティオコス。

アンティオコスは自分の継母ストラトニケに恋をしてしまい、食事を取らず餓死しようとした。

宮廷医エラシストラトスは、アンティオコスの病の性格を理解した。そして病室への女性たちの訪問者を観察した。誰に原因があるのか突き止めるためである。

そしてほどなく、アンティオコスの病の原因が継母ストラトニケにあると分かる。

宮廷医エラシストラトスはセレウコス王に、息子の病の原因を報告した。

セレウコス王は涙ながらに退位し、王国と王の妻をも息子に譲り渡した。

豪華な衣装で、悲しげな顔のストラトニケ。ベッドには恋の病に伏すアンティオコスが寝ている。

原因を突き止めて驚く宮廷医エラシストラトス。涙にくれるセレウコス王がいる。

ドーソンヴィル伯爵夫人

1845  Oil on canvas  フリック・コレクション  ニューヨーク
   

ヴィーナスの誕生

1848    Oil on canvas    フランス、シャンティ、コンデ美術館

ジェイムス・ロスチャイルド男爵婦人

1848   Oil on canvas   141.9 x 101 cm   個人蔵

シャルル7世の戴冠式のジャンヌ・ダルク

1851-54    240 x 178 cm   ルーヴル美術館

パーフォスのヴィーナス

1853-53    Musee d'Orsay at Paris  パリ、オルセー美術館

聖餅の聖母

1854  オルセー美術館

座るイネス・モワテシエ婦人

1856  Oil on canvas  ロンドン・ナショナル・ギャラリー

泉 

1856   Oil on canvas  163 x 80 cm  オルセー美術館  パリ

Virgin of the Adoption

1858  Oil on canvas  69.5 x 56.8 cm  個人蔵

トルコ風呂

1862   直径108 cm    ルーヴル美術館

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