フラ・アンジェリコ
Fra Angelico ( 1400-55)
イタリア   ルネサンス 、フィレンツェ派

アンナレーナ祭壇画  Madonna with the Child, Saints and Crucifixion
ange16.jpg (116365 バイト) (サン・マルコ祭壇画)1438−40頃
Tempera on wood, 220 x 227 cm
フィレンツェ、サンマルコ美術館 Museo di San Marco, Florence
「聖会話」を主題とした始めての絵画でも有名である。

ゴシック色の強い祭壇画である。しかし、よく見ると遠近法、光の使い方、彫刻からの影響など、進歩的なところが見られる。

ちょっと変わったところで、カーペットの模様がプリミティヴな動物であったり、キリストの磔刑の絵が床、中央部においてある。

聖母マリアは、自分の子の磔刑の姿から目をそむけている。子を亡くした母親の悲しみの像である。

背景には自然の風景が取り入れられている。木々の幹の間から、遠くに広がる風景を見ることができる。

手前中央の二人は聖コスマスと聖ダミアヌス

左から
聖ラウレンティウス福音書記者聖ヨハネ福音書記者聖マルコ 

聖ドミニクス聖フランチェスコ殉教者聖ペテロ

フラ・アンジェリコのポスター


フラ・アンジェリコに戻る

ホームページ | 西洋絵画 | 女流画家 | 聖書の物語 | ギリシャ神話  | 文学