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サルヴァドール・ダリ            ポスターはこちら
 (1904−89)
スペイン   シュルレアリズム

バルセロナの近くのフィゲラスに生まれた。マドリードの美術学校で放校処分を受け、1928年、パリに行き、シュールレアリスムの詩人や画家を知った。

1934年10月、バルセロナにいたダリはなんとかパリまで逃げた。カタルーニャ分離独立派が独立を宣言、政府軍と戦闘に入ったのだ。このとき描き始めたのが、「内乱の予感」だった。

1931年にスペインのブルボン王政が崩壊した。その後政権は安定せず、1936年の総選挙で右翼をやぶり、再び左翼が政権を取り、人民戦線内閣が成立した。しかし、ファシズムの勢力も台頭し、混乱の中、フランコ将軍がクーデターを画策。しかし失敗に終わる。

ここからスペインは内乱に突入していく。人民戦線を支援していたのは、ソ連とメキシコ。フランコの反乱軍を支援したのは、ファシズム国家ドイツとイタリアであった。イデオロギーのぶつかり合いの内戦であった。
この間、1937年4月26日、バスクの古都ゲルニカがドイツとイタリアに爆撃され、多くのバスク人が犠牲となった。ピカソが「ゲルニカ」を描き上げた。

人民戦線には、国際旅団といわれる外国人義勇兵がいた。ヘミングウェイの参加が有名。ちなみに「誰がために鐘は鳴る」の小説、映画は、このスペイン内戦が舞台。

内戦は1939年、フランコのマドリード占領、後、4月の内戦終結宣言で一応決着が付くが、同じ年の9月には第二次世界大戦が勃発した。

ダリはアメリカに亡命。フロイト理論にもとずくシュールレアリスムの限界を自覚し、独自の活動を展開していった。

サルヴァドール・ダリ ≪ 風景 ≫ 1916 |9x14cm | 個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ ルシアの肖像 ≫ 1918 |43.5 x 33 cm | 個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ たそがれの老人 ≫ 1918 |50 x 30 cm | 個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ 船 ≫ 1918 |26 x 31cm | 個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ 縫い物をする祖母アナの肖像 ≫ 1921 |42 x 62 cm | 個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ 自画像 ≫ 1921 | 個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ ルイス・ブニュエルの肖像 ≫ 1924 |70 x 60 cm |  個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ 窓辺にたたずむ少女 ≫ 1925 |103 x 75 cm |  スペイン現代美術館、マドリード
  1925年11月、ダルマウ画廊(バルセロナ)で、ダリは個展を開いた。この個展でピカソやミロの目にとまった。

≪窓辺の人物≫は妹のアナ・マリアがモデル。カダケスの家からリャーネ海岸を眺めている。





サルヴァドール・ダリ ≪ パンかご ≫ 1926 |31.5 x 31.5 cm |  サルバドール・ダリ美術館、セント・ピーターズバーグ

サルヴァドール・ダリ ≪ 腐ったロバ ≫ 1928 |61 x 50 cm |  個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ 欲望の謎 ≫ 1929 |110 x 150.7 cm |  個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ 照らし出された快楽  ≫ 1929 |23.8 x 34.7 cm| ニューヨーク近代美術館
 1929年夏、カダケスを訪れたのは、ルネ・マグリット夫妻、詩人のポール・エリュアール夫妻など。そのとき、ダリはエリュアール夫人のガラに一目ぼれしてしまったのだ。
この絵のライオンは欲望の暗喩。

サルヴァドール・ダリ ≪ 見えない女、馬、ライオン ≫ 1930 |52 x 60 cm |  個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ ある駅の早すぎる骨化 ≫ 1930 |27 x 31.5 cm |  個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ ピアノに出現したレーニンの幻影 ≫ 1931 |パリ国立近代美術館、ポンピドゥーセンター
 シュルレアリズム運動は、コミュニズムへの関わりをめぐって、混乱していた時代。政治嫌いのダリですら、レーニンの顔が幻影となり、無視できなくった。

サルヴァドール・ダリ ≪ 悔恨もしくは砂に埋められたスフィンクス ≫ 1931 |19.1 x 26.9 cm | クレスギ・アート・ギャラリー、アメリカ

サルヴァドール・ダリ ≪ 夢 ≫ 1931 |クリーヴランド美術館 オハイオ
 

奇妙な人物像は、戯曲作家セラフィ・ピタルラの記念碑から触発されたという。





サルヴァドール・ダリ ≪ 記憶の固執 ≫ 1930 |24.1 x 33 cm| ニューヨーク近代美術館

サルヴァドール・ダリ ≪ 死の騎士 ≫ 1935 |65 x 53 cm| 個人蔵

サルヴァドール・ダリ ≪ 頭が雲でいっぱいのカップル ≫ 1936 |ボイマンス=ファン・ブニンヘン美術館、ロッテルダム

サルヴァドール・ダリ ≪妄想症的=批判的都市の郊外 | 欧州戦争の境界の午後 ≫  1936 |46x66cm
  いろいろな風景をコラージュしたような作品の構成。右の通りがカダケス。左隣の通路はビラベルトランの村。左端の建物はパラモスのあるそうだ。




(注意:ポスターショップのの画像です。ポスターはSold Out)

サルヴァドール・ダリ ≪ ゆでたインゲン豆のある柔らかい構造:内乱の予感 ≫  1936 |フィラデルフィア美術館
   


スペイン内乱の予感を描いている。自己破壊をしていく人間は巨大な民衆。



(注意:ポスターショップのの画像です)

サルヴァドール・ダリ ≪ 永遠のヴィジョン ≫  1936-37 |シカゴ美術研究所

サルヴァドール・ダリ ≪ ナルシスの変貌 ≫  1979 |ロンドン・テイト・ギャラリー
1938年、ダリはこの「ナルシスの変貌」を抱えて、ロンドンに亡命中のフロイトを訪問した。

カタロニアでは、鏡ばかり眺めている人のことを「頭の中に球根がある」というそうだ。頭に球根があれば、それはそのうち花開く。




(注意:ポスターショップのの画像です)

サルヴァドール・ダリ ≪ 怪物の発明 ≫  1937 |シカゴ美術研究所

サルヴァドール・ダリ ≪ 目を覚ます1秒前、ザクロの実のまわりを1匹の蜜蜂が飛び回ったために見た夢 ≫  1944 |ティッセン=ボルネミッサ・コレクション
  夢から題材を得ている。






(注意:ポスターショップのの画像です)

サルヴァドール・ダリ ≪聖アントニウスの誘惑 ≫  1946 |ブリュッセル王立美術館
   

サルヴァドール・ダリ ≪ 十字架の聖ヨハネのキリスト ≫  1951 |グラスゴー美術館 スコットランド
  ポルト・リガードの入り江を上空からキリストが見下ろしている。






(注意:ポスターショップのの画像です)

サルヴァドール・ダリ ≪ 最後の晩餐 ≫  1955 |167x268cm |ワシントン・ナショナル・ギャラリー
鬚のない若々しいキリスト を中心に、シンメトリックに描かれている。



(注意:ポスターショップのの画像です)

サルヴァドール・ダリ ≪ サンディエゴ・エル・グランデ ≫  1957 | 400x300cm |ビーヴァブルック美術館  ニュブランズウィック州 カナダ




 (注意:ポスターショップのの画像です。ポスターはSold Out)

サルヴァドール・ダリ ≪クリストファー・コロンブスのアメリカ発見 ≫  1958-59 |ダリ美術館、セント・ピーターズパーク
  

サルヴァドール・ダリ ≪世界公会議 ≫  1960 |400x300cm |ダリ美術館 、セント・ピーターズバーグ
 
公会議とは、カトリック教の全世界の枢機卿をローマ法王が召集する。最も重要な会議のこと。





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