Arts at Dorian 主題解説 |
聖書の物語 聖人 |
聖カタリナ(シエナの) |
1347頃-80 キリスト教の聖女。シエナ生まれ。16歳でドミニコ修道会に入る。シエナとイタリアの守護聖人。ローマの第二の守護聖人。シエナ派の美術作品に多く描かれる。 |
ドメニコ会修道女の白の衣と黒のマントのいでたちで、手に十字架とユリを持ち、しばしば悪魔を踏みつけている。 |
アヴィニョンに教皇庁があった、1375年、聖フランチェスコ同様、聖痕(磔刑のキリストと同じ傷跡)を受けたと伝えられる。後にイタリアからアヴィニョンに大使夫人として送られ、ローマに教皇庁を移すことに尽力している。 |
またアレクサンドリアの聖カタリナと同じく、聖母に抱かれたキリストとの 「神秘の結婚」 を行う幻影を見る場面が描かれることもある。服装で見分けることができる。 |
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参考文献 |
『新約聖書』 (日本聖書協会)
『西洋絵画の主題物語 T聖書編』 諸川春樹 著 (美術出版社)
『ヨーロッパ美術を読む旅 新約聖書編』 柳澤保雄 著 (トラベルジャーナル)
『ヨーロッパ美術を読む旅 旧約聖書編』 柳澤保雄 著 (トラベルジャーナル)
『西洋美術の主題と物語』 三輪福松 著 (朝日選書) |
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