Arts at Dorian 主題解説 |
聖書の物語 聖人 |
聖アポロニア |
北アフリカのアレキサンドリア出身。地元で反キリスト教の反乱(248年に終わる、もしくは249年に始まったとされる)が起こったときに殉教した聖女。 |
祭りのときに、大災害が起こると預言したものがいて、たちまち群集は、キリスト教徒に向って暴動を起こしたのである。 |
彼女は異教の神々に犠牲を捧げることを拒んだばかりか、大胆にもその異教の神の像を破壊したため捕らえられ、歯を抜かれてしまった。(強打によって、歯がぼろぼろになった、ともいわれる) |
そして男達は、市のゲートの側に薪を高く積み、燃やした。燃え盛る火を前にキリスト教の信仰を捨てることを強要されたとき、静かに短い祈りの言葉を口にすると炎の中に入っていった。 |
以後、しばしば歯痛に苦しむ人々はこの聖女にお祈りを捧げることとなり、歯医者の守護聖人としてもあがめられている。 |
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参考文献 |
『新約聖書』 (日本聖書協会)
『西洋絵画の主題物語 T聖書編』 諸川春樹 著 (美術出版社)
『ヨーロッパ美術を読む旅 新約聖書編』 柳澤保雄 著 (トラベルジャーナル)
『ヨーロッパ美術を読む旅 旧約聖書編』 柳澤保雄 著 (トラベルジャーナル)
『西洋美術の主題と物語』 三輪福松 著 (朝日選書) |
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