Arts at Dorian 主題解説 |
聖書の物語 聖人 |
聖アグネス |
3世紀、キリスト教の聖女、殉教者。古来の宗教を重んじたディオクレティアヌス帝(在位284-305)時代のローマで、高官の息子からの求婚を退けたため召還され、キリスト教徒であることがわかり、娼家に送られた。 |
このとき裸にされるが、奇跡により髪が伸びて全身を覆い隠したという。(あるいは、天使が白の衣を彼女にかぶせたというヴァージョンがある)。 |
屈辱のあと、火に投じられるが死なず、最後は斬首されて殉教した(350年ころ、あるいは300年ころ) |
死後、彼女の両親は、白い子羊のそばにいる彼女の姿を見た。 |
バロック絵画に、その処刑場面が多く描かれた。 |
持ち物は白い子羊、殉教者の棕櫚(しゅろ)、剣、燃える薪の山など。 |
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参考文献 |
『新約聖書』 (日本聖書協会)
『西洋絵画の主題物語 T聖書編』 諸川春樹 著 (美術出版社)
『ヨーロッパ美術を読む旅 新約聖書編』 柳澤保雄 著 (トラベルジャーナル)
『ヨーロッパ美術を読む旅 旧約聖書編』 柳澤保雄 著 (トラベルジャーナル)
『西洋美術の主題と物語』 三輪福松 著 (朝日選書) |
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